2006-11-22

FCPで編集

HDDVDオーサリングはできるが、BDオーサリングできない。

HDDVDはXBOXのオプションが安いらしいが、MacにUSBでつながるのだろうか。

2006-11-19

Macの風

僕は実はMacに憧れていたが、財力がなく諦めた過去がある。ジョブズが追い出される前の、IIとかSE30とかの時代。つまり20年くらい前のこと。当時Macを持つと言う事は、高級車1台分のローンを抱えるに等しかった。

ただDOS/WIN系は物量でメモリーやCPUパワーなどのリソース消費しながらも、早々にマルチタスクを実用に持ってきたのに、MacOSはモトローラ1社で競争のない環境で、なかなかブラッシュアップされない時代を過ごした。ジョブズが追い出されて、NEXT社をやってたころ。まあそれがなければ(そのNEXTの技術や、ジョブズの挫折経験がなければ)今のMacもないんだけど。

で、僕は長らくWin上のメールソフトやIE依存度が高くて、ずっとWindowsが普段のマシンだったのだけど、ここにきて普段のサービスとしては、MacのFirefoxがあれば事足りる状況に自然となってしまった。WebももはやIE以上にMozziraやFirefoxのほうが、Web文法に忠実なほどだ。世界中のオープンソース開発者のパワーは、もうマイクロソフト1社がどうこうできる話じゃなくなってるし、ジョブズもうまく折り合ってMacの中身を公開している。Windowsの非公開APIが、むしろセキュリティリスクになってきているのが実態だ。

そこでWeb2.0は家庭からというのを身をもって実感しているのだけど、Macのintel化とも合わせて業界再編がいよいよ現実味を帯びてきた。

つまり、

インテル マイクロソフト vs モトローラ アップル
Windows            MacOS

という単純な競争から

インテルとAMD マイクロソフト
WindowsVista Linux WindowsMedia Office iPod iTunes Google(YouTube)

vs

インテル アップル
MacOS Windows Linux iLife (Office)  iPod iTunes Google(YouTube)

と上に乗っかってくる「サービス」に重点が移っている。

既にアップルによる包囲網とでもいう感じになってるけど、両方にプログラマブルなオープンソースのブラウザがあって、ブラウザ上でかなりのことができるようになって、しかもオープンソースのOfficeが普通になると、マイクロソフトの収益源はなくなる可能性が高い。

アップルを会社として評価するなら、iPodとiTMSでかなり儲かったから、もうPCを相手にMacのハードで勝負する必要がない。余裕すら感じる。iTunesというプラットフォームをWin向けに無料配布すれば、Winユーザーも大きなお得意様であり、Podcastingでディズニーをはじめとする映像/映画/音楽を配信するサービスモデルだ。

つまり、ユーザーにとってブラウザやiTunesのようなプラットフォームさえあれば、サービスは仮想的なものでよくて、ハードをPCだMacだと議論する意味がなくなってきている。


普通の人にとって、テレビは「テレビ番組を見るリモコン可能なディスプレイ」であって、Panasonicと東芝と日立の(もしくはインターネットテレビの)機能的な差は(リモコンでサクサク動けば)どうでもよくて、面白いテレビ番組とか、あるドラマに感動したとか、映画が楽しめたとか、大事なことは当然そちらにある。最近のパソコンの動向は、このサービス重視ベクトルにある。

つまり、パソコンとテレビは融合するのではなく、通信できるパソコンが事業としてサービス面でテレビを凌駕すべく、着々と準備を始めているということだ。テレビはデータ放送などで何らかの手を打っているつもりだろうが、本質的に従来のテレビという既成概念から抜けていない。

旧来の電波使用既得権にあぐらをかいているテレビ局はもうあまりないとは思うが、魅力的な番組を作れなくなったらつぶれるしかない。また、地上デジタル放送でのHD化で安住し、IP伝送や高圧縮低ビットレートな放送についても、技術的なチャレンジがなくなったらもう終わりだろう。

次回は映画との関わりについて書くつもり。